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過去の回:1〜5

 

第1回

What is Strength and Conditioning?

あまり日本では聞きなれた言葉ではないと思います。英語が苦手な人にはなんて発音するのかもちょっとわかりづらいかもしれません。日本語ではストレングス&コンディショニングと書きます。長いので、省略して、S&Cと書きます。

1番わかりやすい言葉で、でもちょっと正しくない言葉でいうと、トレーニングのことです。ウェイトリフティングやスプリント、インターバルトレーニングなどを連想すれば、大体のところは的を得ているのではないでしょうか。

「ちょっと正しくない」と言ったのは、トレーニングと言う言葉の定義に自信がないからです。あまりに広い意味で使われるために、人や場合によって、意味が違ってきます。

では、何がもっとも適切なS&Cの定義なのでしょうか?まだ、600時間のインターンシップを終えたところの僕が、あまり自慢気にいえるものではありませんが(でもそんな僕の考えを書くページなので)、S&CとはPre-habilitationのことではないでしょうか。日本語に直すと、怪我の予防みたいなところです。要するに、体を鍛えることを通して、怪我の予防を行うのです。

このPre-habilitation、いまいちピンとこないかもしれませんが、とても大事な事です。どんなスポーツでも怪我をしないということは何よりも大前提なはずです。しかし、競争性というスポーツの性質のために、ついついこの基本が見落とされがちになります。

たとえば、なぜ、筋トレとするのかというと、筋肉や筋力を発達させることによって、普通の人が行えば怪我につながるようなことでも、より安全に行えるのです。ほかにも、インターバルトレーニングでAnaerobic Capacity(無酸素運動能力)を鍛えることによって、乳酸の蓄積した状態でも、より安全にパフォーマンスを行えるのです。

もちろん、何事にも100%というのはありませんが、S&Cとは身体能力を可能な限り100%に近づけることだいと思います。パフォーマンスの向上とは、基本であるPre-habilitationの延長です。

要するにS&Cとは、身体能力を求めらたパフォーマンスを行うために必要なレベルまであげることだと思います。

 

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第2回

Olympic Lifts

第2回は、題名のとおりオリンピックリフトについて書きたいと思います。

Olympic Liftsとは、クリーン、スナッチ、ジャークのことをさします。現在のS&Cのフィールドの中でおそらく一番よく使われているエクササイズではないでしょうか。なぜ、そこまでよく使われているのかとういと、普通のウェイトトレーニングのエクササイズとは違い、勢いでウェイトあげるために、下半身のpowerを向上することができるとされているからです。実際、ボディービルダーとオリンピックリフティングの選手の垂直とびを比べてみるとその差は歴然です。単純に考えても、自分の体重以上の重さを、ほんの数秒で床から肩の高さまで持ち上げるのですから、この人たちのpower出力はものすごいです。

これも一重にSpecificityだと思います。power出力か筋肉のhypertrophyのどちらを目的としてトレーニングを行うかによるのではないのでしょうか。

一口にクリーン、スナッチ、ジャークといっても、さまざまなバリエーションがあります。なので、ここではパワークリーン、パワースナッチ、プッシュジャークについて少し話したいと思います。

クリーンとスナッチの前にパワーとついてますが、これが意味するところは床から始まるということです。床から始まると、どうなのかというと、実際のオリンピックリフティングの競技では、床から始まるのが正式なクリーンとスナッチなのです。ほかにも、もちろんpower出力などの違いもあります。それと、技術的に一番難しいです。

プッシュジャークとは、クリーンをした直後の状態から、もう一度ひざを曲げ、下半身を使って、ウェイトを垂直に持ち上げる(頭の上へ)エクササイズです。以下、それぞれの写真を載せときます。実際の動きを見たいという人には、Youtubeで動画を見るのがいいんじゃないでしょうか。ほかにも、NSCAのサイトもかなりいいと思います。⇒パワークリーンパワースナッチ

パワークリーン

パワースナッチ

プッシュジャーク

 

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3

シリーズ1:バスケットボールのS&Cプログラム
〜Part 1: Setting Goals of a Program〜

最近、このページの方向性についてどうもはっきりしないので、ちょっとシリーズをはじめてみます。

最初のシリーズは僕の大好きなバスケットボールのためのS&Cプログラム。僕もまだS&Cの分野で経験を積み始めて1年とちょっとなので、どこまでのものができるかわかりませんが、この1年間僕自身のワークアウトは常にバスケのためのものだったし、これからもずっとそうだと思うので、とりあえずやってみます。

いつシリーズが完結するのかは、今の所不明です。セメスターが始まると更新する時間があるかどうかもわからないですし。でも、のんびりやって行きたいと思うので、興味のある方はたまにチェックしたあげてください。

とりあえず、初回はS&Cのプログラムを書く上で一番根本になる部分です。題名は英語ですが、日本語で簡単にいうと、プログラムのゴールを決めるということです。S&Cのプログラムはチームや個人などによってかなり代わってきます。ので、成功したプロの選手のプログラムとまったく同じことをしても、中学生には無茶だったりします。

最初にする事は、まずスポーツの分析。ルール、メタボリックの特徴、そのスポーツで成功するために必要な要素、などを考えます。僕の分析は以下です。

  • ルール:コートは日本で一般的に公式用に使われている室内コート。ルールは1ピリオド10分でハーフタイムが10分でピリオドの間が2分。

  • メタボリックの特徴と成功要素:パワー持久力がもっとも重要な要素であり、無酸素運動能力が不完全休憩をはさんで繰り返される。 近年、コンタクト性が向上していることやリバウンドなどにも有効なことから、ある程度の筋肉質量と筋力が不可欠。多方向スピードとアジリティーも重要である。

  • 頻繁的な怪我:捻挫、ひざの炎症(ジャンパーズニー、オスグッドなど)、腰痛。

次に、これからトレーニングする選手またはチームの分析をします。 今回は架空のチームを作ってやってみたいと思います。プロフィールは以下です。

  • チームの名前:アスレティックス(新設の大学のチーム)

  • チーム平均年齢:20歳

  • 選手性別:男

  • 現在の主な怪我:腰痛

  • チームのS&Cトレーニング暦:なし

そして、ついにゴールの設定です。ゴールはできるだけ明確で測れるものがいいです。

なので、このS&Cのプログラムの今シーズンのゴールは、

  • 腰痛を持っている選手の数を半分に減らす。

  • 試合中や練習中における急性の怪我(捻挫、ACLなど)の件数を変分に減らす。

  • 選手全員がトレーニングログを習慣にすること。

  • 全選手の基礎筋力(フォーカルエクササイズの)を15%以上向上させること。

  • チームの全員がオリンピックリフトの技術のマスター。

  • 全選手の垂直とびとアジリティーテストスコアーの5%以上向上。

次回は、シーズンのトレーニングプランニングです。

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